Just another WordPress site

娘の人権作文に「髪のない母」登場! 受け取るメッセージ

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
12歳ですべての髪をなくしました。脱毛症です。今は「髪のない私にありがとう!」とご機嫌に暮らしています。多様性が当たり前になる社会に向けて活動中。 ■好き:おにぎり、風、星空、家族 ■モットー:自分を生きる、自分を楽しむ♪ ■著書「ここからの一歩」~母さん、髪がなくても大好きだよ~

次女は・・・

次女は、現在 中学1年生。

とても優しくて 3姉妹の中では 姉と妹の勢いに押され 控えめ。

保育園の頃、お友だちに「○○ちゃんのお母さん、ハゲ!」

と言われても、「母さん、めっちゃ可愛いいけんな」と私を励まし、

未だに 家の中で目が合うと「母さん、可愛いよ」と言ってくれます。

美味しいおやつ 作ってくれたり・・・

母と子が 逆じゃないか? と思うことがあるぐらい、私が癒されてます。

 

そんな次女は、小学校低学年の時、授業で分かっていても 手を挙げない子でした。

少しずつ、仲間と育ち合い、多くの方に育てられたおかげで、

高学年の参観日では、人と違った視点で

はっきり 自分の意見を言えるようになっていました。

 

そして、中学生になり 芯の強さも発揮するように なりました。

 

こんな作文でした

そんな次女が 夏休みの課題で 書いた作文が

コンクールで 光栄な賞を頂きました。

題名は「色々な見た目」

その中の言葉を いくつか抜粋します。

2年前に地域で取り組んだ 人権劇で、

私は母が12歳で 髪が抜ける時の役を 演じました。

その時の母は 不安でいっぱいだっただろうと 感じました。

・・・

今、母はありのままの姿で生活して 人からどう見られるか? など気にせず

「今の自分が好き」と言っています。

「堂々としていて 格好いいです!」

そして 悩んでいる人や、困っている人のためになろうと、

初めてのことにもチャレンジしています。

そんな母の姿は、「私の憧れです!」

・・・

この夏の 東京オリンピック、パラリンピックを観て、

やはり 世界は広いなぁと、感じました。

色々な言語、肌の色、髪型、服装、

様々な 手足の長さ、体の形の人を たくさん見たからです。

どの選手も、国の文化や個性を持ち、輝いていました。

・・・

「普通」と思うのは、自分の中のことであり、それが他の人の普通とは限らない。

見た目でいじめたり、傷つけたりすることも 絶対にあってはなりません。

世界には「これが当たり前」という基準はない・・・

 

どんな障がい、見た目の人でも みんな同じ人間。

「一人の人として どんな人なのか?」という

気持ちを持ち、理解し合いながら、これからも色々な人と接していきたいです。

という内容でした。

この作文は、事前に学校で朗読し 録画したものを、

他校の児童2名と共に、市の人権フォーラムで 上映されました。

他の児童は、「学校でのいじめ」、「高齢者の人権」について、

それぞれ自分の意見を 語っていました。

 

次女も 中学生らしく 素直に 朗読していました。

 

次女が私を大好きなのは、分かっていたけど、

「母は、私の憧れです!」という なんの曇りもない声に、

嬉しさと 頼もしさを 感じ、じ~んと 胸が熱くなりました。

 

他の参加者の方々は、会場でひときわ目立っている スキンヘッドの私を見て、

「きっと、あの人の娘さんだ」って思われているんだろうな と思うと、

少し 恥ずかしくもなりましたが。

 

作文は、私も 構成など 少しアドバイスはしたものの、

ほぼ次女の中から 出てきた言葉で、

いつの間に こんなに成長したのだろうと、驚かされました。

 

人権教育に、温かい思いで取り組む 学校地域にも、

改めて 感謝です。

 

また、NHKの『バリバラ』(みんなのためのバリアフリー・バラエティ)

という番組を、幼い時から 親子で一緒に観ていたので、

それも価値観を広げる よい時間だったと思います。

 

作文の中には 私が前に言ったような?… という言葉もありますが、

それは 私の生き方、家族での会話、日常の中から、

次女が吸収し、自分の思いとして 表現したのでしょう。

 

娘の成長には、私も 背中を押された気がします。

私も、等身大で 自分の思いを語っていきたいです。

 

バッタリ会う意味

2日に渡り、午前午後の4回 行われた 人権フォーラム。

作文朗読の前には 虐待をテーマにした講演会も オンラインで行われ、

衝撃、気づき、学びの多い 時間となりました。

 

そして、その会場で・・・

7~8年ぶり? の知人に バッタリ会いました!

その方、本当は その日の午前に参加予定だったそうですが、

同僚の方の都合で 急遽 午後に変更されたとのこと。

 

私は 再会が本当に嬉しく、何か意味あるものに感じていたら、

その方が「帰りにお茶しましょう♪」と誘ってくれました。

一時間ちょっとの 短い時間でしたが、

自然と素直な気持ちで お話しできた気がします。

 

その方は現在、「命の大切さ」を 児童らに伝える活動もされていました。

「また今度ね」と言って別れたら、会わないままになることも……

だから、誘いました!って。

 

「人のは、いつまで続くか分からない、

だから、生きている今を 大事にしていきましょう」と・・・

多くは語られませんでしたし、命については 誰もが分かっている事実。

でも、その方の表情 そので 発せられた言葉を、

私は、重く 尊く、

そして 優しい気持ちと共に 受け取りました。

 

言葉は、いつどんな時 誰から受け取るかにも 大きな意味がある。

そして、これから 自分が発する言葉も、

身近な家族や ご縁のある人の心へと届き、

その人の未来を作っていく可能性があることを 改めて感じました。

 

日常の中には、今の自分に必要な情報が 散りばめられています。

他の人の口からや、偶然目にしたもの、

起こった出来事を介して 自分に 送られているメッセージ。

この先の指針や、ご縁 を繋ぐものだったりもします。

 

だから「また今度ね」ではなく、

ご縁のあった方と、今 目の前にいる意味 尊さに感謝し、

2度と戻らない時間を 楽しむ!

伝えたいことは 今」伝える!

そんな当たり前の大切さを 感じさせられた 出来事でした。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
12歳ですべての髪をなくしました。脱毛症です。今は「髪のない私にありがとう!」とご機嫌に暮らしています。多様性が当たり前になる社会に向けて活動中。 ■好き:おにぎり、風、星空、家族 ■モットー:自分を生きる、自分を楽しむ♪ ■著書「ここからの一歩」~母さん、髪がなくても大好きだよ~
スポンサーリンク




スポンサーリンク




- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 美緒乃のブログ , 2021 All Rights Reserved.