Just another WordPress site

彼氏にカミングアウト

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
12歳ですべての髪をなくしました。脱毛症です。今は「髪のない私にありがとう!」とご機嫌に暮らしています。多様性が当たり前になる社会に向けて活動中。 ■好き:おにぎり、風、星空、家族 ■モットー:自分を生きる、自分を楽しむ♪ ■著書「ここからの一歩」~母さん、髪がなくても大好きだよ~

彼との出会い

私は、福井市内の高校に通っていました。

部活は、陸上部 

彼も、別の高校の 陸上部でした。

私と彼の高校を含む 5校ほどの陸上部が、同じグランドで練習していました。

 

部活を頑張っていた 当時の私は、いつも

かつらが ずれないか?

前髪が上がり、生え際で かつらとばれないか?

眉毛 描いてるのが ばれないか?

汗で 眉毛が消えてないか?…… そんな 不安と、

暑い、痒い、重い… 暑い、痒い、重い…… 不快感 でいっぱい。

グランドで 誰かとすれ違う時は、ほとんど下を向いていました。

 

特に 彼のいた高校は、県内でも強豪で 男子だらけ。

近くを通る時、私は いつも下を見て、誰とも 目を合わせないように していました。

だから、彼の存在を 知りませんでした。

 

高校3年生、私は 部活を引退した後、

友人と2人で、陸上の試合を 見に行きました。

彼のいる高校はまだ 試合に出ています。

その時、何人かの男子が 声をかけてきてくれ、

今まで、近づき難い存在だった その高校の人たちと 話せるようになりました。

 

それがきっかけとなり、

私と友人、彼とその友人 4人で スケートに出かけることに なりました。

 

そして 気づいたら、私と彼は 手をつないで 滑っていました。

手袋同士だけど、急に 距離が近づいた感じ。

話の面白い彼は、ずっと私に声をかけ、笑わせてくれました。

私は すごく楽しくなって、なんだか ホッとした気持ちにもなって……

 

そして、なぜか……

「私は 髪がなくて、かつらをかぶっているの。」彼にそう伝えていました。

急にそんなこと言われた彼が、どんな言葉を返してくれたかは 覚えていません。

とにかく、ずいぶん 驚いたことでしょう。

自分でも「なんで言った?」とびっくりです。

 

その時、彼のことを 付き合うかもしれない相手とも 思っていませんでした。

だから、不思議です。なぜか言いたくなって、自然に言っていたのです。

 

その後、2人で会うことが増え、自然と 付き合うことになりました。

 

彼氏に、ツルツル頭を見せたとき

彼は社会人、私は短大生になりました。

短大では、保育士、幼稚園教諭の資格を取るための 勉強や実習をしました。

友人との時間や、アルバイトなど…… いつも心が穏やかで、充実していました。

それは、彼との時間が 本当に楽しく、気持ちが満たされていたから。

一緒にご飯を食べたり、お互い 歌が好きだから、よく カラオケにも行きました♪♪

 

土曜日の夜は、彼の家に お泊りするようになりました。

ご両親、祖父母、弟さんが 一緒に住んでいる家です。

私の両親も お泊りに関して 何も言いませんでした。

 

始めは、かつらをつけたまま 寝ていました。

多分、私が「ずっと かつらかぶっていると、痒い」とでも言ったのでしょう。

彼は「とっていいよ」と言ってくれました。

そして私は、家族以外の前で、初めて かつらを取りました。

 

私の ツルツル頭を見た彼は「可愛い♡」と言って、頭を撫でてくれました。

それからは、ありのままの自分を認め、好きになってくれた彼の前、

彼の部屋が、一番 心の安らぐ 居場所 となったのです。

 

毎週末、彼とは 殆どの時間を 一緒に過ごしました。

彼の部屋につくと、当たり前に かつらを外しました。

彼は、「電球💡!」と言って、私の頭を「くりんくりんっ」と回してみたり、

私に ほっぺを膨らませ トドの真似をさせたり、

可愛がられていたというか、遊ばれていたというか……( ´∀` )

お腹が痛くなるくらい 大笑いして、

キャピキャピした 10代女子の自分を 取り戻したような 時間でした。

 

旅立ち

それから、短大卒業後の 進路を考えた時、

「よし、一度本気で 髪が生えるように 頑張ってみよう!」

そのためには、心も体も 快適な方がいい だったら、

かつらをとろう!

そう 決意が生まれたのです。(今思うと、単純…)

 

そして、彼のお母さんが 実家のある青森県に行くことを 勧めてくれたのです。

その後 2か月ほど 青森県に行き、初めて 外でかつらをとって  歩きました。

上を向いて 風を浴びる心地よさ解放感で いっぱいになりました。

ずっと、ありのままの自分で 生きられたらいいのに……

 

そして。。。

青森から帰ったと同時に、その彼とは お別れ することに なってしまいました。

お互い 若いので、色々 ありました。

勿論、ショックは大きかったですよ。(書き出すと長くなるから割愛)

 

でも その彼との時間が、飛び立つ勇気と 自信を育み

鳥取県に 旅立つことになるのです。

そこで、今の夫に出会い3姉妹の娘にも 恵まれました。

 

旅立ちから 約25年、

想像もしなかったような 試練など 色々ありましたが、

今は 家族との時間が、何よりも 愛しい日々 です。

 

すべてのことが 繋がっている

彼とは、25年近く 会っていません。今、どうしているのでしょう。

 

彼や、彼のご家族と 出会わなければ、今の私はいません。

今でも思い出すと、本当に 宝物のような 2年半です。

 

あの時、スケートに行って ポロッと話したことは、

きっと 私の人生の中で起こることと、決まっていたのでしょう。

 

青森で感じた「ありのままの自分で 生きられたらいいのに……」が、

私の本当の声、魂の望みだったから、

彼とは 別の道を歩いていくことが、必然だったのでしょう。

 

カミングアウトのタイミングって?

カミングアウトのタイミングは、人それぞれです。

自然に話せるとき話せる場所話せる人に 話せばいいのだと 思います。

「話した方がいいのかな」ではなく、

「話した方がいいよ」って、誰かが 勧めることでもない。

自分が「話したい!」という素直な気持ち、自然な感覚に ゆだねる。

 

「相手がどう思うかな?」それは、相手の問題です。

相手のタイプや 状況、受け止めるタイミング、色々だから。

 

あ、そういえば彼と付き合う前に、

半年ほど付き合った彼や、いい感じに 進展しそうになった人もいました。

私は どの人の時も、付き合う前に カミングアウトしていました。

その方が 気が楽だし安心して楽しめるし。

 

だから「髪がない私でも 付き合いますか?」という、

確認をしておきたかったのだと 思います。

 

別れた理由や、進展しなかった理由は 分かりません。

脱毛症のことが原因で 離れたのだとしたら、それまでの相手。

その時は悲しいでしょうが、

きっと、それ以上の 素敵なご縁がある ということです ☆彡

 

私だって 落ち込んだりしましたよ。

でも、切り替えて 前に進む力も 強くなりました。

脱毛症のことで、きっと 心の筋肉が たくましくなったんでしょうね!

そして、周りで支えてくれた人たちの おかげです♡

 

この記事を書いている人 - WRITER -
12歳ですべての髪をなくしました。脱毛症です。今は「髪のない私にありがとう!」とご機嫌に暮らしています。多様性が当たり前になる社会に向けて活動中。 ■好き:おにぎり、風、星空、家族 ■モットー:自分を生きる、自分を楽しむ♪ ■著書「ここからの一歩」~母さん、髪がなくても大好きだよ~
スポンサーリンク




スポンサーリンク




- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 美緒乃のブログ , 2021 All Rights Reserved.