「人からどう思われるか」を手放すには?
人からどう思われるか?
それは、私にとって自分の側に立つ 大きな壁でした。
「私は 人からどう見られているの?」「何て思われているの?」
「私のやっていることは 大丈夫?」「何か言われるのでは?」
「怒られる?」「笑われる?」……
考え出したら きりがない。
他人や周りに 意識を向け続けていたら、永遠に終わりはきません。
むしろ 不安が膨らむばかりです。
否定され、隠され、自分になんの価値も 感じられない、
将来のことなんて 考えられるはずもない……。
そんな 泥沼のような気持ちは、心や全身に へばりつき、骨にまでしみ込み、
簡単に ぬぐいきることなんて出来ない、昔の私はそう感じていました。
今なお「人にどう思われるか」に縛られてる人も、少なくないのでは。
自己否定、恐れ、子どもの頃や これまでに経験したことのトラウマ……?
原因は様々だと思いますが、それはきっともう 不安やネガティブな考え方が染みつき、
癖になって抜け出せない状態。
そこから抜け出し、心を開放するにはどうしたらよいのでしょう?
もっと自分を大事に、心地よく、自分軸で 生きる。
原因と向き合ったり、手放すことで、楽になっていけるはずですが、
それには時間がかかったり、
大きなきっかけがあることで 変われたり、
生きながらにして 生まれ変わるほどの経験をすることで 変われたり、
きっとそれぞれでしょう。
私が「変われる!」と思えるようになった 大きなきっかけは、
彼との出会い でした。
彼は「かわいい」と、ツルツルの頭を なでてくれました。
そして、ありのままの私を 好きになってくれました。
彼と一緒だと、自分がふつーの女子だと思えるぐらい、
キャピキャピと 笑い合うことが 出来ました。
そんな時間から、自信や勇気が 芽生え始めたのです。
でも生まれ育った福井で「どう見られるか?」を手放し、
ありのままで生きることは、出来ませんでした。
いくら前向きに考えても、
私に 否定的な言葉を 浴びせてきた人の顔や、悲しみが蘇ってきて
体が固まってしまうのです。
だから私は、故郷を離れ、彼ともお別れし、
自分のことを知っている人が 誰もいない土地に 飛び立ちました。
生まれ変わったような気持ちで、生き直したのです。
一歩一歩、自分らしく 歩み始めると、
「かっこいい!」「素敵」「おしゃれ」「頭の形、きれい」「強いね」
あれっ? あれっ? 私が……!?
肯定的な言葉を いっぱいかけてもらうようになったのです。
それから私は、自分のことを好きになってきました。
髪のないことがばれたらどうしよう?
そんな恐怖も、ウィッグ生活のわずらわしさも 全くなくなった私は、
元の自分に還り、自分の人生を楽しめるようになりました。
そして、かけがえのない人たちと 出会うことも出来ました。
ありのままの自分が好き
「自分のことを好きになりたい、自分らしく生きたい。」
なれるものなら 誰でもそうなりたいですよね。
でもなれないから、苦しい。
今の自分なんか 受け入れられない、
それなのに「自分が好き」なんて言えないですよね。
そんな時は、周りから愛のシャワーを
いっぱい、い~っぱい 浴びることが必要 なのです。
「素敵だね」「そのままのあなたが 可愛い」
「ありがとう」「大丈夫」「ここにいてくれるだけで 嬉しいよ」
たった一人でも 認めてくれる人がいるだけで、自信や勇気が生まれます。
それは家族でなかったとしても。
一番身近な家族が 丸ごと受け入れてくれたら、安心して生きられるのでしょうが、
そうじゃないのなら、仕方ない。
家族も 一緒に傷ついている。
家族も 周りの目を気にしている。
「ありのままの我が子が可愛い」そう思えていなければ、
言えないですもん。
だったら、
社会みんなで 愛のシャワーを い~っぱい 浴びせ合いましょ!
「ありのままの 自分が好き」
「ありのままの 君が好き」
そう 言い合える社会に 向かっていきましょ!
親も 我が子が周りから愛され、自分らしく生きる姿を見れば、
きっと見え方が変わってくるはず。私たち親子もそうでした。
誰もが 生まれるときに持ってきた天分
何か 人と違う特徴があったとしても、それはその人の一部。
1人の人間としては、生まれつき備わっている性質や才能 といった天分、
そこにいる意味 があります。
本人や周りの人が その天分に気づき、
活かされる場所、生かされる 心の居場所 があれば、
きっと大丈夫。
「ありのままの自分が好き」「どんな自分も大切な存在」
そう胸を張って言える『自己肯定感』がしっかり根付けば、きっと大丈夫なんです。
(自己肯定感については、こちらの記事で書いてます。)
今、あなたがいる場所、周りにある人間関係が 全てではありません。
世界は、まだまだ広いのです。
あなたは、幸せになるために 生まれてきました。
そして何のために、何がしたくて 生まれてきたの?
心の奥底に潜り込んで、自分の声をじっくり聴いてみて……