本と私が、ずーっと一緒だった話
私が生まれ育った家は、商店街で営む 小さな本屋でした。
店の名前は、『ラッキー書店』(笑)
きっと 本好きだった父が つけたのでしょうが、昭和時代に なかなかですよね。
母が運転する車の助手席に 私も乗り、
一緒にあちこちの家へ 本の配達に回っていたことも 思い出します。
おてんば娘で、いっつも 外で遊ぶ私だったので、
いわゆる 本を読み漁るほどの 読書好き というわけではありませんが、
気づけば、ずーーーっと 本と一緒でした。
大人になってからも、出会った本から 勇気をもらったり、
価値観を 大きく変えることもありました。
そんな20代に、「自分の本を出版したい!」と夢を描くようになりました。
保育園と児童館、合わせて22年間 勤めてきた中では、
様々な絵本の世界を、たくさんの子ども達と 楽しみました。
読み聞かせの時間が、一番好きだったかもしれません。
子ども達は、目を キラキラ輝かせたり、
ポカーンと口を開けて お話に入り込んだり、
いつの間にか 主人公と自分が重なり合い、思わず声をあげたり……
そんな反応を見るのが 愛しくて仕方のない時間 でした。
3姉妹の 娘の子育てにも、いつも絵本がありました。
赤ちゃんの頃から 膝の上で 温もりや声の響きを 感じ合いながら、
絵本の世界を 楽しんでいました。
朝起きた時は、「おはよー」のわらべ唄と共に♪
おでかけの時は、いつも小さい絵本が いっしょ。
おまるに座っている間に読んだり、トイレに通うお供に 絵本を抱えたり。
寝るときは、「お月さま」のわらべ唄で 静かな世界へ、
そのうち絵本を握ったまま、親子で寝落ち…… なんて日も。
そのうち、姉が妹に読み聞かせたり 微笑ましい姿を見るのが、また幸せでした。
今でも かじって破れた本、落書きのある絵本…… どれも愛着があり、
いつか孫に読むには ボロボロすぎる? とか思いながらも、手放せずにいます。
自分が 子どもの頃 好きだった絵本に 再会すると、
何度も何度も 読み続けていた自分や 実家の風景を 思い出します。
改めて そんな本たちを 開いてみると、やっぱり隅々まで 楽しい!
好きなページや ツボが 変わっていない!
今だから感じることや 気づくことがあったり、
長く読み続けられる意味が 分かるような、
作家の思いに 触れらるようになった 気もします。
これを読んでいた私は、どんな声で、どんな笑い声で、どんな言葉で話していたのだろう?
そんな一瞬一瞬、1ページ1ページが 今の私の元に なっていることを 実感します。
書店に行くと、大人だからこそ 楽しめる絵本も たくさん並んでいて
心がときめきます☆彡
本、絵本から育まれるものは 測り知れませんが、
私は やっぱり心の育みが大きいと 感じます。
相手の気持ちを想像し、寄り添う 共感力、
未来をワクワク思い描く、想像力、
何もないところから、新しいものを生み出す 創造力……
本物体験や、生の声を聞くことに こしたことはありませんが、
特に これからの社会を作っていく 子どもたちには、
本を通して、色んな人の思いに触れ、心を耕してほしい。
今 見えている当たり前を ぶち壊し、枠を超え、
未来を自由に 想像し、
自分らしい人生を 切り開いていってほしいと 願っています。
私ももっと、色んな本に出会って 未知の世界に 行ってみたい!
皆さんと、たくさんの言葉や 人間の奥深さ、広い宇宙を 共有していきたいです!
私は 特に 本、絵本に関しての資格など ありませんが、
これから少しずつ、個人的に好きな本を、好きなように、
紹介していきたいなぁ と思っています♪♪♪
あれっ、ラッキー書店を 引き継ぐ感じ⁈ ((´∀`))
興味のある方は、是非 のぞいてみてくださいね♪